2006年11月06日

バッテリー比較実験 結果 Part2

前回の記事の追加版です。

前回は国内メーカー4種類の電池を実験しましたが、今回は新たに5+1種類の電池を比較してみました。

実験方法は前回とまったく同じです。
今回もちゃんと電池を活性化した後に行っています。


・比較対象
今回は、前回の4種類もあわせて見ていきます。
なので前回紹介した4種類は除外。(Panasonic HHR-3MPSは、今回も勝手につけたあだ名「Panaloop」で紹介します。正式な商品名ではないのでご注意ください。)

TOSHIBA TH-3K Typ.2500mAh min.2300mAh
TH-3K

GP GP-270AAHC Typ.2700mAh min.2600mAh
GP-270AAHC

NEXcell AA 2600 (?) Typ.2600 min.(不明)
AA 2600

BetterPower BP50AA2600 公称2600mAh Typ.2420mAh min.2350mAh
BP50AA2600

DLG DLG180-2AH51 Typ.1800mAh min.1700mAh
DLG180-2AH51


参考のために、ニカド電池も1種類測定してみました。

GP GP100AAKC Typ.1060mAh min.1000mAh
GP100AAKC



それでは実験結果のグラフをご覧ください。

結果グラフ

※以下グラフ内の凡例項目「battre」は「better」のスペルミスです。
 あー恥ずかしい…。英語苦手なんですよ…。


…何がなんだかさっぱり分かりませんね。
もうちょっと詳しく調べてみます。


前回調べた4種類の電池のデータを除いてみました。
新たに測定した電池

…なんだか一部色が被ってますが、あんまり気にしないでください。

この中で一番持続時間が短いのは、GPの二カド電池GP100AAKCなのですが…
上位2本と比較

上のグラフでは、前回の実験で好成績を残したSANYOのHR-3UGと、Panasonic HHR-3XPを対決させてみたのですが、持続時間はともかくとして、パワー面では太刀打ちできてません。
充電器はNi-Cd対応ですし、十分活性化はさせました。
やはり、安くて軽いだけの電池なのでしょうか…。

※以降、評価からニカド電池(GP100AAKC)は除外

お次は、使用用途が「マイコンカー等のロボット」と仮定して一番パワーが弱い青色の線のバッテリー。
ニカド除く

NEXcell AA 2600 です。
持続時間はこのグラフでは最長なのですが、パワーが弱すぎます。
電池切れと思われる曲線を描いたところ以外の電圧を比較すると、すべての電池に負けています。

NEXcell除外。


4種類
こうなると目に付くのはDLGです。

DLG180-2AH51(グラフdlg″目)
Typ.min.どちらも比較的ほかの電池より低いことから、持続時間は短めです。
しかしながら、電圧安定状態時のパワーが突出して良いです。

上位2本と
このグラフを見た限り、前回の実験で好成績だった2本とパワーはほぼ互角。初期電圧が若干低いですが。

私が買ったのは、Typ.1800mAhのタイプです。(千石電商で購入)
現在、2300mAhタイプも発売されているようなので(あきばおー等で)、機会があったら比較してみようと思います。
値段も安いので、十分実用価値があると思われます。


さて、残りの3種類ですが
残り3種

見て分かるとおり、ほぼ互角です。

しいて言えば、
パワー:GP > TOSHIBA > Better
持続時間:GP = TOSHIBA > Better

ということになります。
唯一文句があるのがGPのGP-270AAHC
持続時間が短すぎる!2700mAhっていうのが信じられません。




ということでまとめ。

パワー部門
1位:Panasonic HHR-3XP
2位:DLG DLG180-2AH51
3位:SANYO HR-3UG
4位:SANYO eneloop
   GP GP-270AAHC


※充電直後の初期電圧は、全電池中SANYO eneloopがダントツ1番でした。グラフ結果にも表れています。
 充電直後の電圧を加味すれば、SANYO eneloopが単独4位です。
 4位以下は僅差でした。条件によって変わることもあり得ます。

持続時間部門
1位:SANYO HR-3UG
2位:Panasonic HHR-3XP
3位:NEXcell AA 2600
4位:GP GP-270AAHC
   TOSHIBA TH-3K


※1Vまでの電圧降下の時間は2,3位は同等だったのですが、パワーがあまりにも違いすぎるため、HHR-3XPを上位としました。


電池を選ぶときには、パワー、持続時間も大切ですが、耐久性、信頼性、価格なども考慮しなければいけません。

前回記事にも書きましたが、

練習用として酷使するのであれば eneloop
パワー重視なら HHR-3XP
持続時間なら HR-3UG
価格面から考えるなら GP-270AAHC DLG180-2AH51 …等

と、すべての電池に一長一短があります。

ちなみにHHR-3XPは1本あたりの値段が一番高く、eneloopは電器屋で広く出回っている充電池としては一番安いと思われます。

いろいろ総合的に考慮して、自分で決定するのが一番です。なので、ここでは「総合で1番」は決めないことにしました。




現在手持ちの電池については、すべて評価し終えました。
後は、新しく入手したら追加して書くことにします。



これを参考にするか否はあなたの自由です。あなたがこのデータを信用して、もし損害が起こったりしても私は責任を負いません。
posted by Tmk at 02:33 | Comment(4) | TrackBack(0) | MCR・理論等
この記事へのコメント
電池評価参考になります。
最高出力を均一にするため、リアルタイムで電池の出力の強弱に合わせたスピードコントロールなんていうのも安定した走行のために効果的かもしれないですね。
練習でも本番でもパワーの変化には悩まされますからね。
Posted by t-suzuki at 2006年11月06日 07:59
評価いただき、ありがとうございます。

現在の電源電圧をA/D変換で取り込んで、そのデータを基に速度を調整する…なんてマシンがあると聞いたことがあります。
もちろん、H8/3048マイコンでは5Vまでの監視しかできないので、外部に別機構を用意するなどしなければならないのですが…。

私の場合、だんだんマシンのスピードが出るようになると、「満充電だからベスト」が当てはまらなくなることもありました。長らくやっている方は熟知していると思いますが…。

後輩にも、安定走行しているときの電圧をきっちりメモさせて、少しでも安定性の向上に繋げられるようにと工夫しています。


あ、あと、日記の走行テスト映像、カーブなんかスピードをあまり落とさずに曲がっていて、とても早く見えました。

車線変更について、コメントに書かせてもらいました。参考になればいいのですが…。
Posted by Tmk at 2006年11月06日 23:57
面白い内容でした。
GPのニッケル水素、2700mAhなど大容量の製品は大電流で使用することを前提としていないと思います。単三型で寿命と性能のバランスが良いのは2000mAh前後になるでしょうか。
新人(?)としてIntellectのRC用ニッケル水素やSANYOのニッカドも出てくると面白いですね。
Posted by at 2006年11月07日 02:08
書き込みありがとうございます。

GPの電池は、パワーと引き換えに持続性をアップさせているということでしょうか…。
その辺を調べてみるのも面白そうです…。

GPに限らず、2000mAh前後が全体的にパワーもあって良いのかもしれません。

SANYOニカド電池は前々から調べてみたいと思っていたのですが、田舎在住ということもあってなかなか入手しにくいです。やっと最近通販で売っているのを見つけたばかりで、近々買ってみようかと考えています。

Intellectは、RC用バッテリーで時々見かけるなって程度で、目をつけていませんでした。
いろいろ調べてみて、こちらも興味がわきました。

そういえばIntellectも2000mAh。
パワーを考えると、一部の日本メーカー除いてあんまり容量にこだわらないほうが良いのかなと思いました。
Posted by Tmk at 2006年11月11日 00:55
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